- 2024/03/22 掲載
春闘賃上げ率、5.25%=前回比0.03ポイント低下―連合第2回集計
連合は22日、2024年春闘で傘下の労働組合が経営側から受け取った回答の第2回集計(21日午後5時時点)を公表した。基本給を底上げするベースアップ(ベア)と定期昇給を合わせた平均賃上げ率は5.25%と、第1回集計から0.03ポイント低下。賃上げ額は1万6379円で、前年同時期(3.76%、1万1554円)を上回り、比較可能な13年以降で率・金額とも最高となった。
賃上げを要求した3836組合のうち、回答を受けたのは1446組合。このうちベアを獲得した組合は765組合で、前年同時期より107組合増えた。規模別では、組合員1000人以上の大手の賃上げ率は5.28%、300人未満の中小組合は4.50%だった。
記者会見した芳野友子会長は、「多くの組合で粘り強く交渉を行った結果。この勢いを中小組合や組合のない職場へ波及させていきたい」と話した。
【時事通信社】 〔写真説明〕連合の芳野友子会長=15日、東京都千代田区
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