- 2024/03/20 掲載
賃上げ、半世紀ぶり高水準=中間集計で5.6%増―自動車総連
自動車産業の労働組合でつくる自動車総連は20日、2024年春闘の中間集計を発表した。中小の部品メーカーを含む傘下の1048労組のうち、20日までに労使交渉が決着した186労組が回答を得た賃上げ総額は、月額の平均で現在の賃金水準と比べ5.6%増の1万3896円と、第1次石油危機後の1975年以降で最高となった。186労組のうち85労組が満額回答を得た。
賃上げ総額は、基本給を底上げするベースアップ(ベア)相当分と定期昇給の合計。ベア相当分は前年の同時期より4174円多い9448円。
中小労組(組合員数300人未満)で見ると、賃上げ総額は4.9%増の1万2211円と、比較可能な95年以降で最高。ベア相当分も8614円と前年の同時期に比べほぼ倍増した。
【時事通信社】 〔写真説明〕記者会見で2024年春闘の回答状況について説明する自動車総連の金子晃浩会長=20日午前、東京都港区
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