- 2024/03/11 掲載
中国雇用市場なお構造問題抱える=人事相
[北京 9日 ロイター] - 中国の王暁萍・人事社会保障相は9日、全国人民代表大会(全人代)の傍らで開かれた記者会見で、中国は今なお構造的な雇用問題を抱えており、雇用市場への全般的な圧力は和らいでいない、との見解を示した。
王氏は、人工知能(AI)やビッグデータ関連を筆頭に、採用市場は今年良いスタートを切ったと説明。これまでに約3万2000件の就職フェアが開かれたと指摘した。ただ政府としては、若者の雇用を改善させるため政策を強化し、中小企業を支えると表明した。
今年の大学新卒者数は過去最多の1179万人に達する可能性があると述べた。教育省も先に同様の見通しを示していた。
中国では16─24歳の若者約1億人中、昨年6月時点で5人につき1人以上が失業していた。統計局はこれを最後にこのデータの発表を打ち切り、今年1月に大学生を除いたベースで発表を再開。昨年12月の若年失業率は14.9%だった。
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