[８日 ロイター] - 米労働省が発表した２月の雇用統計で非農業部門雇用者数が予想を上回って増加したことを受け、８日の短期金融市場で連邦準備理事会（ＦＲＢ）が５月の会合で利下げに着手するとの観測が高まった。

２月の雇用統計によると、非農業部門雇用者数は前月比２７万５０００人増加と、市場予想（２０万人増）を上回った。１月分は３５万３０００人増から２２万９０００人に下方修正されたため、雇用の伸びが加速したことになる。

フェデラルファンド（ＦＦ）金利先物は、４月３０日─５月１日の連邦公開市場委員会（ＦＯＭＣ）で利下げが決定される確率が約３０％であることを織り込む水準にある。雇用統計発表前は約２７％だった。

６月半ばまでに利下げが開始される確率は８０％。雇用統計発表前は７５％だった。