- 2024/03/08 掲載
イオン、衣料品ブランド刷新=総合スーパー、売り場てこ入れ
イオンリテール(千葉市)は8日、自社開発の衣料品ブランドを刷新したと発表した。シルエットがきれいに見えるパンツや、手入れが簡単なシャツなどを扱う。イトーヨーカ堂(東京)は自社開発をやめ、アパレル大手の商品販売に転換。総合スーパー2社が、苦戦が続く衣料品での巻き返しに挑む。
イオンリテールの新ブランド「TVC」は、30~50代の男女がターゲット。ウエストがゴム仕様で履き心地の良い「オルスタパンツ」(4378円)や、しわになりにくいシャツなどがある。北海道、東北、九州、沖縄を除く全国の「イオン」など289店舗で展開し、海外での出店も視野に入れる。
新ブランドの責任者、小田嶋淳子氏は「2030年までに業界のネクストベストを目指す」と述べ、「ユニクロ」を展開するカジュアル衣料最大手ファーストリテイリングを念頭にその次に選ばれるブランドになることを目標に掲げた。
ヨーカ堂は昨年、自社開発のアパレル事業からの撤退を表明。代わりに「ニコアンド」など複数の人気ブランドを持つアパレル大手アダストリアから衣料品の供給を受けることを決めた。専用ブランド「FOUND
GOOD」を売り場に設置し、ファミリー世代の取り込みを目指す。
【時事通信社】 〔写真説明〕イオンリテールが発表した衣料品の新ブランド「TVC」=8日、東京都中央区 〔写真説明〕イトーヨーカドー木場店にオープンした衣料品店「FOUND
GOOD」(セブン&アイ・ホールディングス提供)
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