- 2024/03/08 掲載
日経平均は反発、週末要因で上値重い 金融株しっかり
日経平均は前営業日比210円高でスタート。寄り付き後はメジャーSQ(特別清算指数)算出に伴い不安定な値動きとなった。後場では一時390円高の3万9989円33銭で高値をつけ、心理的節目の4万円にあと10円まで迫る場面がみられたが、再び利益確定売りに押された。米国の2月雇用統計の公表を控え、積極的に上値を追う展開にはならなかった。
TOPIX(東証株価指数)も反発し、0.3%高の2726.8ポイントで取引を終えた。東証プライム市場指数は前営業日比0.31%高の1403.32ポイント。プライム市場の売買代金は6兆3949億4700万円。メジャーSQ算出に伴い、商いが膨らんだ。
東証33業種では、建設、銀行、電気・ガス、鉄鋼、保険など20業種が値上がり。値下がりは陸運、空運、輸送用機器など12業種だった。機械は変わらずだった。
日経平均の上値が重い局面では、銀行や保険などの金融株に買いが入り、バリュー株やTOPIXを押し上げた。市場では「日銀会合を3月18─19日に控えマイナス金利解除観測が高まる中、金利の正常化による業績回復期待で買われている」(大和証券の林健太郎シニアストラテジスト)との声があった。金融株は高配当銘柄であることが多く、3月の配当取りも意識され買われやすいという。
主力株では、ソフトバンクグループのほか、東京エレクトロン、信越化学工業が買われ、日経平均を押し上げた。京成電鉄、アドバンテスト、ダイキン工業は売られた。
金融株ではみずほフィナンシャルグループ、三井住友フィナンシャルグループ、ゆうちょ銀行が2─5%超高としっかり。地銀は大幅高となり、福島銀行、筑波銀行が6─7%超高となった。
東証プライム市場の騰落数は、値上がりが1118銘柄(67%)、値下がりは489銘柄(29%)、変わらずは49銘柄(2%)だった。
終値 前日比 寄り付き 安値/高値
日経平均 39688.94 +90.23 39809.56 39,551.60─39
,989.33
TOPIX 2726.80 +8.26 2714.62 2,702.94─2,7
42.75
プライム市場指数 1403.32 +4.30 1399.01 1,391.07─1,4
11.52
スタンダード市場指数 1279.93 -1.62 1280.02 1,276.68─1,2
87.38
グロース市場指数 948.21 -12.76 953.82 944.97─962.3
4
グロース250指数 754.96 -10.82 759.31 752.17─766.9
4
東証出来高(万株) 223578 東証売買代金(億円) 63949.47
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