- 2024/03/07 掲載
ゴールドマン、S&P500社の自社株買い予想を引き上げ
今年の自社株買いは13%増の9250億ドルになる見通し。従来予想は4%増だった。
昨年の実績は14%減と、2008年の世界的な金融危機以降で2番目に大幅な減少を記録していた。
ゴールドマンのストラテジストは6日付のリポートで、自社株買いは情報技術・通信サービス部門が主導する形になると予想。超大型ハイテク企業の利益率と利益が予想を上回るとの見通しを示した。
超大型ハイテク株7銘柄「マグニフィセント・セブン」が今年の自社株買いの増加分の「かなりの」部分を占める可能性が高いという。
米国債利回りの低下など、マクロ経済環境の改善も上方修正の要因となった。主に堅調な企業業績が自社株買いの追い風になるが、割高感や米大統領選に伴う政策の不透明感が逆風になるとの見方も示した。
来年の自社株買いは初めて1兆ドルを超える見通し。好調な企業業績が続くほか、大統領選の結果が判明し政策を巡る不透明感が後退することが背景。
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