- 2024/03/07 掲載
東京株、一時500円超安=円高進行、マイナス金利解除警戒
7日の東京株式市場で、日経平均株価は3日続落した。朝方は取引時間中の最高値を更新する場面があったが、円高が進行したことや日銀のマイナス金利政策解除が近づいていることへの警戒感から利益確定売りが膨らみ、下げ幅は一時前日比500円を超えた。終値は492円07銭安の3万9598円71銭。
6日の米主要株価指数の上昇を好感し、朝方は買いが先行して日経平均は一時4万0472円まで上昇した。しかし、日銀の中川順子審議委員が7日の講演で、「2%物価安定目標の実現に向けて着実に歩を進めている」と発言。日経平均は下落に転じ、下げ幅は一時572円に拡大した。
市場関係者は「円高に長期金利上昇が重なり、高値警戒感が一段と強まった」(大手証券)と指摘していた。
【時事通信社】 〔写真説明〕下落した日経平均株価を示すモニター=7日午後、東京都中央区
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