- 2024/03/07 掲載
東京株、乱高下=一時最高値上回る
7日午前の東京株式市場は、米国の主要株価指数の上昇を受けて買いが先行した。日経平均株価は一時4万0472円11銭まで上昇し、今月4日に付けた取引時間中の過去最高値(4万0314円64銭)を上回ったが、その後下落に転じた。午前の終値は前日比359円61銭安の3万9731円17銭。
6日にパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長が、連邦議会下院の委員会で「今年のある時点で」利下げ開始が適切になるとの考えを示し、同日は米国の主要株価指数が上昇した。このため東京市場でも寄り付きは買い優勢となった。
しかし、日銀の中川順子審議委員が松江市の講演で「2%物価安定目標の実現に向けて着実に歩を進めている」との見方を示したことなどで、「日銀のマイナス金利政策解除に関する思惑」(中堅証券)が広がった。外国為替市場での円高進行も重しとなり、日経平均はマイナス圏に転じた。
【時事通信社】 〔写真説明〕東証=東京都中央区
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