［６日　ロイター］ - 中国インターネット通販大手の京東集団（ＪＤドット・コム）が６日発表した２０２３年第４・四半期決算は、純売上高が３０６１億元（４２５億２０００万ドル）と、ＬＳＥＧのデータに基づくアナリスト予想平均の３０００億４０００万元を超えた。

年間で最も消費が増える「独身の日」を含む第４・四半期に積極的な値引きを行って、経済の先行き不透明感を抱えている消費者の需要を再び喚起することに成功した。一部のアナリストは、価格を重視する消費者の間で京東の人気が高まっているとみている。

純利益は３４億元で、前年同期から１３％強増加した。

許冉・最高経営責任者（ＣＥＯ）は、サプライチェーン（供給網）を重視して海外事業基盤を確立していく方針も表明。「サプライチェーンは海外事業発展の要であり、国際市場でのわれわれの力を拡充し続ける」と述べた。