• 2024/03/06 掲載

WHO、英GSK製抗HIV薬への耐性拡大を警告

ロイター

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[5日 ロイター] - 世界保健機関(WHO)は5日、英製薬大手グラクソ・スミスクライン(GSK)の抗エイズウイルス(HIV)薬「ドルテグラビル」について、数カ国から寄せられた観察および調査データを踏まえて、同薬への耐性が臨床試験中に観察された水準を超えたと明らかにした。

耐性は3.9─8.6%で、高いHIVウイルス量に対抗するためにドルテグラビルを含む抗レトロウイルス療法(ART)を受けた、またARTに移行した人の間では19.6%に達した。

WHOはデータを報告した国とその数を明らかにしていない。

WHOは、カボテグラビルまたはCAB-LAと呼ばれるHIV感染症予防薬の注射薬を使用した患者の間で、インテグラーゼ阻害剤として知られる抗HIV薬に対する耐性が確認されていると説明した。

カボテグラビルはGSKも生産しており、「アプレチュード」の商標で販売されている。

WHOは各国に対し、定期的に抗HIV薬への耐性について標準化された調査を実施するよう推奨している。これによりウイルス量の抑制が達成されていない人々における耐性パターンの理解につながる可能性がある。

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