- 2024/03/01 掲載
スイス中銀のジョルダン総裁、9月末に退任へ
John Revill Dave Graham
[チューリヒ 1日 ロイター] - スイス国立銀行(中央銀行)は1日、ジョルダン総裁が9月末で退任すると発表した。
中銀理事会などは声明で、総裁の決断について「非常に残念」とした上で、「長年の卓越した貢献」に謝意を表明した。
現在61歳のジョルダン氏は1997年に入行。2007年5月に金利を決定する理事会のメンバーになった。12年1月以来12年以上にわたって総裁を務めた。
ジョルダン氏は声明文を発表し「さまざまなチャレンジを経験し、今が退任するに適切な時期だと考えた」と説明した。
Jサフラ・サラシンのエコノミスト、カーステン・ジュニウス氏は「彼は素晴らしい仕事をした。後を継ぐのは非常に困難だろう」としつつ「しかし、中銀の意思決定を広げる好機でもある」と指摘した。
スイス政府は20年、ジョルダン氏を総裁に再任しており、本来の任期は27年までだった。
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