[２９日 ロイター] - 米アトランタ地区連銀のボスティック総裁は２９日、１月の個人消費支出（ＰＣＥ）価統計を踏まえると、連邦準備理事会（ＦＲＢ）が目標とする２％にインフレ率が戻る道筋は一様でないと述べた。

ボスティック総裁はジョージア州アトランタで開催された銀行関連の会合でインタビューに応じ「進展は一様ではないと予想している。インフレ指標の構成要素の変動につながる出来事が毎月のようにあるため、インフレ率が若干上昇したり低下したりする可能性がある」と述べ、長期トレンドが重要になると強調した。

その上で、経済情勢が予想通りに推移すれば、ＦＲＢは「夏ごろ」に利下げに着手するとの見方を改めて示した。

商務省が発表した１月のＰＣＥ価格指数は前年同月比２．４％上昇。伸びは前月の２．６％から縮小し、２０２１年２月以来の低さとなった。ただ前月比の伸びは拡大した。