- 2024/02/29 掲載
全組合で要求勝ち取る=金属労協が交渉状況説明―24年春闘
自動車、電機など五つの産業別労働組合で構成する金属労協は29日、傘下労組の2024年春闘での要求・交渉状況について説明会を開いた。金子晃浩議長は「すべての組合が要求をしっかりと勝ち取ることを目指す。組合のない企業や非正規など日本全体に(賃上げを)波及させたい」と意気込みを述べた。
27日時点の集計では、3062組合のうち5割強の1653組合が要求を提出。このうち9割に上る1484組合が賃上げを要求した。基本給を底上げするベースアップ(ベア)に相当する要求額平均は1万2392円と前年同時期を4573円上回り、比較可能な14年以降で過去最高額となった。
金属労協は24年春闘でベア1万円以上を求めている。金子議長は「労使の目線が例年以上にそろい、社会全体で賃上げ機運が高まっている」と期待感を示した。
【時事通信社】 〔写真説明〕記者会見する金属労協の金子晃浩議長(左)=29日午後、東京都中央区
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