- 2024/02/28 掲載
シーイン会長がロンドン上場を希望、英財務相と会談=政府関係者
[27日 ロイター] - 中国発の電子商取引(EC)サイトでカジュアル衣料販売などを手がける「SHEIN(シーイン)」のドナルド・タン会長が英国のハント財務相と会談し、ロンドン証券取引所(LSE)に同社株式を新規上場したいとの希望を伝えていたことが分かった。英政府関係者がロイターに明らかにした。
実現すれば、巨額の新規株式公開(IPO)となる可能性がある。英財務省はロンドン証取がIPOの地として選ばれるため改革を行ってきたと指摘するにとどめた。ただ欧州連合(EU)離脱などで英国とロンドン証取が失った国際金融センターとしての訴求力を取り戻す起死回生の一打となってもおかしくない。
ロンドン証取とシーインはコメントを控えた。
この会談を最初に報じた英スカイニュースによると、実現すればロンドン証取史上で2番目に大きいIPOとなる可能性がある。金融市場の銀行関係者の話として報じた。
シーインは昨年終盤、米国でのIPOを非公開で申請したが、現在は他の選択肢も検討している。
関係者によると、同社はIPOの資金調達の目標額などを決定していないものの、米ブルームバーグの報道では最大900億ドルが念頭にあるという。
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