- 2024/02/28 掲載
中国碧桂園、債権者が清算申し立て ローン返済不履行受け
[28日 ロイター] - 中国の不動産大手、碧桂園控股(カントリー・ガーデン・ホールディングス)は28日、16億香港ドル(2億0450万米ドル)相当のタームローンを返済できなかったことを受け、債権者が清算を申し立てたと発表した。
香港証券取引所への提出資料によると、碧桂園の清算を申し立てたのは建滔集団(キングボード・ホールディングス)傘下の永恒信貸。5月17日に法廷審理が予定されているという。
香港の裁判所は1月下旬、中国恒大集団の清算を命じた。
碧桂園は声明で、海外債権者と再編計画について引き続き積極的に意思疎通を図り協力すると表明。できるだけ早期の条件公表を目指すとした。
また「一債権者の過激な行動は、当社が保証する建物の引き渡し、通常の業務、海外債務の全体的な再編に大きく影響しない」とロイターに述べた。
建滔は昨年10月に碧桂園に上場企業として初めて法的措置を取った一社。16億香港ドルの債権を抱える傘下企業が返済を求める法定請求を出した。
碧桂園は資本構造や流動性ポジションを分析し、「総合的」な解決策を策定するため、KPMGと法律事務所シドレー・オースティンをアドバイザーに起用した。
碧桂園は10月に1500万ドルのオフショア債利払いを履行できず、海外投資家やファンドマネジャーによる社債権者グループが結成された。
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