- 2024/02/28 掲載
プーマ、厳しい市場環境で上期の低調見込む 通年見通しは維持
[27日 ロイター] - 独スポーツ用品大手プーマは27日、今年上半期について厳しい市場環境に業績が圧迫されるとの見通しを示したが、通年の業績目標は据え置いた。
2023年第4・四半期決算は、欧州・中東・アフリカ(EMEA)地域の売上高が前年同期比5.2%減の6億6800万ユーロとなり、前期の9.9%増からマイナスに転じた。小売店が過剰在庫を抱えていたためだという。
米大陸は、アルゼンチンペソの下落が響き、為替調整後の売上高が6.4%減の8億4600万ユーロ(9億1850万ドル)。今年上期もペソ安が収益を圧迫すると見込んだ。
唯一増収となったのはアジア太平洋地域で、中華圏とインドがけん引する形で売上高が為替調整後で2.8%増の4億6830万ユーロとなった。
アルネ・フロイント最高経営責任者(CEO)は今年の見通しについて、中国の売り上げが顕著に増加し、米国市場も下期にはプラスに再び転じるとした。
24年通年の為替調整後の売上高は1桁台半ばの増加率となり、利払い・税引き前利益(EBIT)が6億2000万─7億ユーロになるとの見通しを維持した。
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