- 2024/02/27 掲載
力強い米経済は世界経済の「主要な推進力」=米財務長官
[サンパウロ 26日 ロイター] - イエレン米財務長官は26日、ブラジルのサンパウロで今週開催される20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議を前に予定している27日の記者会見で、米国の力強い経済成長が予想を上回る世界経済の成長にとって「主要な推進力」になっているとの見解を示す。財務省がイエレン氏の発言内容の一部を事前に公表した。
イエレン氏は、国際通貨基金(IMF)などは2023年に世界経済が幅広く減速すると見込んでいたが、実際には予想外に好調な3.1%の成長を達成したと指摘。インフレは昨年鈍化し、今年も約80%の国や地域で物価が下がり続ける見通しとの見通しも明らかにする。
また「今後も世界経済の見通しに対するリスクを認識し、特定の国の経済的な課題を慎重に監視し続けているが、世界経済は強靭さを保っている」と楽観論を展開。米経済の力強さが世界の成長を下支えしており、新型コロナのパンデミックで苦境に追い込まれた企業を支援し、国内の製造やクリーンエネルギー、インフラへの投資を促進するバイデン政権の政策が成長を後押ししていると強調する。
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