- 2024/02/02 掲載
アメアスポーツがNY上場、調達目標届かず 中国つながり影響も
[1日 ロイター] - ウィルソンやサロモンなどスポーツブランドを傘下に持つアメアスポーツが1日、米ニューヨーク証券取引所に上場した。終値は初値と同じ13.4ドルで、新規株式公開(IPO)価格の13ドルを3.1%上回った。評価額は65億ドル。
ただ、前日に設定した公開価格は仮条件(16─18ドル)を大きく下回り、調達額は13億7000万ドルと目標に届かなかった。
昨年10月の独高級サンダルメーカー、ビルケンシュトックの米上場が期待外れだったのに続く、専門小売企業の低調なIPOとなった。
アメアスポーツは2019年、中国同業の安踏体育用品(ANTAスポーツ)に買収された。中国とのつながりが投資家心理の重しになった可能性もある。
アメアスポーツは、中国に主要なサプライヤーと製造施設があるとし、貿易摩擦の激化により、中国で製造・調達した商品を米国で販売する能力が、将来的に関税やその他の規制によって制限される可能性があると警告した。
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