- 2024/02/01 掲載
午後3時のドルは146円後半で上値重い、米10年金利再び4%割れ
[東京 1日 ロイター] - 午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場の終盤とほぼ変わらずの146円後半で取引されている。米10年債利回りが4%台を再び割り込み、1カ月ぶり低水準で推移したことを受け、ドルも上値の重い展開となった。
東京市場のドルは、朝方の高値147円前半から146円半ばへじり安となった。前日発表の米オートマチック・データ・プロセッシング(ADP)1月民間部門雇用者数が予想を大きく下回ったことで、あす発表の雇用統計も下振れるのではないか、との思惑が広がったという。
バークレイズ証券チーフ為替ストラテジストの門田真一郎氏は「これまで米国は、物価上昇は鈍化してきたが、景気は強い状況が続いていた。もし雇用が悪化し始めているようなら、早期の利下げ議論が再浮上する可能性がある」と話していた。
前日の米連邦公開市場委員会(FOMC)では、パウエル連邦準備理事会(FRB)議長が会見で、3月の利下げは基本シナリオではないとの見解を示した。
門田氏によると、米金利先物市場が織り込む3月の利下げ確率はFOMC前の42%から35%に低下したが、5月の確率は79%から97%に上昇した。
一方、ドルは午後に入って売りが一巡すると、146円後半へ緩やかに買い戻された。「高金利のドルは下落局面で押し目買いが入りやすい」(FX会社)状況は変わっていないという。
ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円
午後3時現在 146.85/146.88 1.0801/1.0805 158.63/158.67
午前9時現在 147.00/147.02 1.0802/1.0806 158.83/158.84
NY午後5時 146.94/146.96 1.0818/1.0819 158.95/158.99
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