- 2024/02/01 掲載
23年第4四半期の米企業デフォルト、半数が2回目以降=ムーディーズ
[31日 ロイター] - 格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスは31日公表のリポートで、2023年第4・四半期の米企業のデフォルト(債務不履行)規模が190億ドル超に上り、その半分が同一発行体の2回目以降のデフォルトだったと指摘した。
デフォルト件数は20件で、2023年全体の発生率が5.6%と、20年の新型コロナウイルス禍の景気停滞以降で最高を記録した。
23年のデフォルト額は910億ドルを超え、22年の380億ドルのほぼ3倍に膨れた。
第4・四半期に2回目以降のデフォルトに陥った発行体は半数が、過去に債務交換と法廷外の債務再編を実施した経験があった。
また、デフォルトした発行体の約3分の2がプライベートエクイティー(PE)企業の所有下にあった。
最大のデフォルトは衛星通信会社リガド・ネットワークスによる40億ドル超の担保付社債に関するもので、ほかに映画館チェーン大手AMCエンターテインメント・ホールディングスもデフォルトに陥った。
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