- 2024/02/01 掲載
ナスダック、第4四半期は24.6%増益 ソリューション事業が堅調
[31日 ロイター] - 米取引所運営大手ナスダックが31日発表した2023年第4・四半期決算は、調整後利益が前年同期比24.6%増の3億9500万ドル(1株当たり0.72ドル)となった。ソリューション事業が堅調だった。
アナリスト予想は1株当たり0.70ドルだった。
純収入は23%増の11億ドルで、四半期として初めて10億ドルの大台を超えた。
同社はトレーディングのような市場に左右されやすいビジネスだけでなく、本格的なデータ・分析プロバイダーへと事業を拡大している。
ソリューション事業の収入は32.3%増の8億6000万ドル。金融テクノロジー分野が前年同期の2億3100万ドルから3億9900万ドルに急増した。
米連邦準備理事会(FRB)の積極的な利上げなどにより、国内の新規株式公開(IPO)市場は2年以上低迷している。
ここへきて、米経済のソフトランディング(軟着陸)期待からアナリストはIPO市場に復活の兆しを見ており、ナスダックの第4・四半期の上場件数は前年同期の18件から28件に拡大。データ・上場サービス収入は3.8%増加した。
ナスダックのサラ・ヤングウッド最高財務責任者(CFO)は24年にIPOが回復する可能性について「慎重ながら楽観視している」と述べた。
PR
PR
PR