- 2023/09/11 掲載
アリババの張勇氏がクラウド事業トップ辞任、予想外との受け止め
[上海 10日 ロイター] - 中国の電子商取引大手アリババグループは10日付の社内文書で、張勇(ダニエル・チャン)氏がクラウド事業のトップを辞任したことを伝えた。ロイターが文書の内容を確認した。
張氏がアリババグループの会長兼最高経営責任者(CEO)を退任し、クラウド事業の統括に専念すると発表されてまだ2カ月ほどしか経過しておらず、予想外の人事と受け止められている。
クラウド事業は新たなグループCEOとなった呉泳銘氏が率いる。
社内文書によると、張氏がクラウド事業トップを辞任したい意向を示し、同社取締役会が慎重に考慮した結果、本人の決断を受け入れ、直ちに呉氏が暫定的な後任に指名されたという。
アリババは対外的なメッセージとしては「取締役会は張氏の16年にわたるグループへの貢献に深い感謝の意を表明する」と述べるとともに、呉氏が張氏の任務を引き継ぐとだけ説明した。
張氏は今後、ハイテク投資ファンドを立ち上げる予定で、アリババがそこに10億ドルを投じる形で関係を続けていく見通しだ。
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