- 2023/09/09 掲載
リニアで連絡調整会議=JR東海と静岡県10市町
リニア中央新幹線の建設工事を巡り、JR東海の丹羽俊介社長は9日、静岡市内で静岡県・大井川流域10市町の首長と意見交換した。10市町は工事に伴う大井川の流量減少を懸念。JR東海と10市町は意思疎通を図るため、「連絡調整会議」の設置で合意した。
JR東海社長と10市町の首長との意見交換は2021年9月以来2年ぶり。静岡工区での工事には静岡県知事の同意が必要だが、川勝平太知事は大井川の流量減少や生態系への影響などを理由に認めていない。JR東海は大井川流域市町の理解を得て、事態を前進させたい考えだ。
意見交換終了後、丹羽社長は「懸念解消のためのコミュニケーションをしっかりやっていかないといけない」と述べた。袋井市の大場規之市長は「地域にプラス効果を生んでほしい」と同社に注文を付けたという。
【時事通信社】
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