- 2023/09/08 掲載
銀行・信金の貸出、8月は+3.1% 円安で外貨建て円換算額が増加
[東京 8日 ロイター] - 日銀が8日に発表した8月の貸出・預金動向によると、銀行・信金計の貸出平均残高は前年比3.1%増の606兆0129億円だった。伸び率は前月の2.9%を上回り、残高は2000年1月以降の最高を更新。不動産関連や原材料高、経済活動の改善に伴う資金需要が続いている。大手行では大口案件が見られたほか、前年同月対比の円安で外貨建て貸出の円換算ベースのボリュームが増えた。
業態別にみると、都銀等の貸出平残が3.5%増の242兆2695億円。伸び率は前月の3.1%を大きく上回った。地銀・第二地銀は3.4%増の286兆7583億円と1991年7月以降の最高を更新した。信金は0.8%増だった。
8月の預金平残は、都銀・地銀・第二地銀の3業態と信金の合計で前年比2.1%増の1037兆2969億円。
(和田崇彦)
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