米国とＥＵ、中国などへの新たな鉄鋼関税計画＝ＢＢＧ

［７日　ロイター］ - ブルームバーグ・ニュースは７日、複数の関係筋の話として、米国と欧州連合（ＥＵ）が中国などの過剰な鉄鋼生産を標的とする新たな関税協定について交渉を進めていると報じた。

非市場慣行から利益を得ている中国からの輸入品を主な対象とする。他にどの国を対象に含めるかや関税の水準については協議中。

今回の協定は、ＥＵとバイデン米政権が２０２１年から交渉を進めている「持続可能な鉄鋼・アルミニウムに関するグローバル・アレンジメント」の一部になるという。

欧州委員会の報道官は「ＥＵと米国は持続可能な鉄鋼・アルミニウムに関するグローバル・アレンジメントの交渉で２０２３年１０月までに野心的な成果を出すことに全力を尽くしている」と発言。いかなる協定も、世界貿易機関（ＷＴＯ）のルールなど、国際的な義務を順守する内容になると述べた。

米通商代表部（ＵＳＴＲ）のコメントは取れていない。