中国、民間経済支援へ　発改委内に特別局設置を承認

[北京 ４日 ロイター] - 中国中央政府は民間経済の発展と成長を促進するため、国家発展改革委員会（発改委）内に特別局を設置することを承認した。発改委が４日発表した。

発改委の叢亮副主任は、この局が民間企業の国内での発展促進や国際競争力強化に向けた政策の考案やトラブルシューティング機能の提供を担うと説明した。

中国の民間部門は都市部の新規雇用の８割を担っているが、景気が減速する中、投資呼び込みに苦戦しているほか、内需低迷に圧迫されている。

発改委の当局者、Zhang Shixin氏は「中国共産党中央委員会が民間経済を非常に重視していることを十分に反映した強力なイニシアチブだ」と述べた。

債務や金融リスクへの懸念から、政策当局者が積極的な景気刺激策を打ち出すと予想するアナリストはほとんどいない。景気支援を求める圧力が続く中、政府は段階的な政策措置の導入を継続するとみられる。