- 2023/09/02 掲載
米金利先物、利上げ終了との見方強まる 雇用統計受け
Ann Saphir
[1日 ロイター] - 米金利先物市場で、連邦準備理事会(FRB)の利上げが終了し来年には利下げを開始するとの見方が強まった。米労働省が1日発表した8月の雇用統計で、非農業部門雇用者数が予想以上に増加したものの、失業率が悪化し、賃金の伸びが鈍化したことを受けた。
市場では、9月の連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げが見送られるとの見方がほぼ織り込まれているほか、年内に利上げが決定される確率は約38%となった。米雇用統計発表前は約45%だった。
スパルタン・キャピタル・セキュリティーズのチーフマーケットエコノミスト、ピーター・カーディロ氏は「今回の雇用統計を受け、FRBが9月に金利を据え置く可能性が高まった。9─10月にポジティブなインフレ統計が入手されれば、FRBの利上げは終了した可能性が高い」と述べた。
また市場では現在、FRBが2024年4月まで金利を据え置き、翌5月から利下げを開始するとの見方が織り込まれている。
関連コンテンツ
関連コンテンツ
PR
PR
PR