- 2023/09/02 掲載
米国の黒人失業率5.3%に低下、白人との差縮小=8月雇用統計
[ニューヨーク 1日 ロイター] - 米労働省が1日に発表した8月の雇用統計で、黒人の失業率が5.3%と、前月から0.5%ポイント低下した。他の全ての人種で上昇する中、黒人の失業率は2カ月連続で低下。白人の失業率との差は1.9%ポイントと、4月に付けた過去最小水準(1.6%ポイント)に迫った。
黒人の失業率は6月に6%に上昇。白人、ヒスパニック、アジア系など他の人種の失業率は低下、または横ばいだった。過去の事例を見ると、黒人の失業率は景気後退(リセッション)が近づく前に他の人種に先駆けて上昇する傾向があるため、一部エコノミストは雇用市場の弱体化が広範に進行している可能性があると懸念していた。
8月の雇用統計によると、全体の失業率は3.8%と、前月の3.5%から上昇し、2022年2月以来の高水準を付けた。ただ、上昇は労働参加率の上昇を反映したものとみられている。
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