- 2023/09/02 掲載
ハイテク株に10週連続で資金流入=BofA週間データ
株式ファンドへの資金流入は103億ドル。新興市場株への資金流入は49億ドルだった。
投資家は、米連邦準備理事会(FRB)が雇用を大きく失うことなく、インフレ率を目標の2%まで低下させるソフトランディングを達成することへの期待感を強め、株式を積極的に買っている。
今年に入ってからの株式ファンドへの資金流入を見ると、分野が偏っている。最も多いハイテク株が340億ドルを占めており、消費者関連株の40億ドルを大きく引き離している。
一方、FRBが進めてきた積極的な利上げはインフレ率の鈍化をもたらしたものの、米国債の重しとなっている。BofAの試算では2023年に3年連続で値下がりする見込みで、その場合は「米国独立後の250年近い歴史で一度もなかったことだ」という。
直近1週間にキャッシュファンドは65億ドル、債券ファンドは17億ドルのそれぞれ買い越しとなった。
一方、金のファンドは3億ドルの売り越しだった。
BofAの「ブル・ベア」指標は4.4と約5カ月ぶりの高水準となり、新興市場株への資金流入が後押しした。
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