きらやか銀に公的資金＝１８０億円、コロナ特例で初注入―金融庁

じもとホールディングス（ＨＤ）は１日、公的資金１８０億円の受け入れを発表した。傘下のきらやか銀行（山形市）への出資金に充当する。金融庁が同日、資本参加を決定した。コロナ禍の影響を受けた中小企業に対する金融機関の支援を後押しするため、２０２０年の改正金融機能強化法で創設された「コロナ特例」に基づく初の公的資金注入となる。

地方銀行への公的資金注入は、１４年の豊和銀行以来９年ぶり。

公的資金とは別に、じもとＨＤは大株主の「ＳＢＩ地銀ホールディングス」からも約２０億円の出資を受け、きらやか銀の財務基盤を強化する。

【時事通信社】 〔写真説明〕きらやか銀行の看板