- 2023/05/26 掲載
米新規失業保険申請、4000件増の22.9万件 前週分は下方改定
[ワシントン 25日 ロイター] - 米労働省が25日発表した5月20日までの1週間の新規失業保険申請件数(季節調整済み)は前週から4000件増加し、22万9000件となった。ロイターがまとめたエコノミスト予想は24万5000件だった。
FWDBONDS(ニューヨーク)のチーフエコノミスト、クリストファー・ラプキー氏は「労働市場はFRB当局者や市場が想定していたほど緩んでおらず、レイオフが増加するとの懸念は完全に修正された」と指摘。「経済は減速しているが、労働市場の逼迫が緩和されないため、FRBはインフレとの戦いにおいてこれまで以上に遅れているように見える」と述べた。
前週分は当初発表から1万7000件下方改定された。6日までの1週間の申請件数も3万3000件下方改定された。マサチューセッツ州での不正申請が取り除かれた可能性がある。
13日までの1週間の継続受給件数は5000件減の179万4000件となった。
継続受給件数は5月の米失業率を把握するために政府が家計を調査した週と重なっている。継続受給件数は4月の調査期間と比べて減少した。失業率は4月に3.4%と53年ぶりの低水準を付けていた。
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