- 2023/05/26 掲載
DBRS、米格付けを引き下げ方向で見直し 債務上限問題受け
[ロンドン 25日 ロイター] - 格付け会社DBRSモーニングスターは25日、米国の「AAA」格付けを引き下げ方向で見直すと明らかにした。債務上限引き上げ問題を踏まえた措置。
DBRSは、「格下げ方向の見直しは、議会が適時適切に債務上限を引き上げないし停止を実施できないリスクを反映する」とし「議会が行動しなければ、米連邦政府は全ての債務支払いができなくなる」と指摘した。
議会が期限内に債務上限を引き上げると依然見込んでいるものの、期限が迫るにつれ「議会が行動を取らない」リスクを指摘。さらに今回解決に及んでも「二極化した政治環境」において対立が繰り返される見通しは格付けの引き下げにつながる可能性があると警告した。
フィッチも24日に米国の長期外貨建て発行体格付け「AAA」を格下げ方向のウォッチネガティブに指定した。
また、別の格付け会社スコープ・レーティングスもこれまでに米国の「AA」格付けについて、債務上限を巡る長期的なリスクを理由に格下げ方向で見直すと発表した
関連コンテンツ
関連コンテンツ
PR
PR
PR