- 2023/05/25 掲載
韓国中銀、政策金利を3.50%に据え置き 3会合連続
[ソウル 25日 ロイター] - 韓国銀行(中央銀行)は25日、政策金利を予想通り3.50%に据え置いた。据え置きは3会合連続。
ロイター調査ではエコノミスト40人全員が据え置きを予想していた。回答者の多くは次の金利変更について、今年第4・四半期に利下げが行われると見込んだ。
韓国中銀は他の主要中銀に先駆け2021年8月に利上げを開始し、今年1月まで合計300ベーシスポイント(bp)引き上げた。
2月には今年の経済成長率見通しを1.6%から1.4%に引き下げ、今年のインフレ率見通しは3.5%で据え置いた。
インフレ率は依然として中銀目標の2%を大きく上回っているが、昨年7月にピークに達して以来減速しており、圧力は持続的に緩んでいるとの見方が広がっている。
中銀は声明で、インフレは当面急速な鈍化が見込まれるが、年末にかけて上向く可能性もあると指摘。引き締めサイクルは終了したとの市場観測には言及しなかった。
「金利をさらに引き上げる必要性については、理事会はインフレ鈍化ペースや経済の下振れリスク、金融安定に対するリスク、利上げ効果、主要国の金融政策の変更を見極めながら判断する」とした。
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