- 2023/05/25 掲載
井阪社長の続投承認=退任要求退ける―セブン&アイ株主総会
セブン&アイ・ホールディングスの定時株主総会が25日に東京都内で開かれ、井阪隆一社長の続投が承認された。井阪氏ら経営陣と「物言う株主」の米投資ファンドがそれぞれ取締役候補を提案。採決の結果、ファンド側の井阪氏退任要求は退けられた。
米ファンドのバリューアクト・キャピタルは、主力のコンビニ事業セブン―イレブンのスピンオフ(独立)を実行して集中的に投資すべきだと主張。井阪氏は、食品を中心とした商品開発でイトーヨーカ堂などスーパー事業と連携する必要があると指摘し、傘下にとどめる考えを示していた。
総会では、会社側が提案した現職13人と新任2人の計15人の取締役候補全員が、選任に必要な出席株主の議決権の過半数の賛同を得て承認された。バリューアクトが株主提案した新任候補4人の選任案はいずれも否決された。
【時事通信社】 〔写真説明〕セブン&アイ・ホールディングス(HD)の株主総会に向かう人=25日午前、東京都千代田区
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