米ＭＳ、英当局のアクティビジョン買収阻止に不服申し立て

［ロンドン　２４日　ロイター］ - 米マイクロソフトは２４日、英国の独占禁止法当局である競争・市場庁（ＣＭＡ）が同社による米ゲーム大手アクティビジョン・ブリザードの買収を阻止する方針を決めたことに不服を申し立てた。

ＣＭＡは４月の決定で、まだ新興のクラウドゲーム市場の競争を阻害する懸念があるとの理由を挙げていた。

ＣＭＡの決定にマイクロソフト、アクティビジョン・ブリザードの両社とも強く反発。マイクロソフトはＩＴ企業の活動拠点としての英国の信頼が揺らいだとしていた。

２４日は英競争審判所に不服を申し立てる最終期限だった。

一方、欧州連合（ＥＵ）欧州委員会は今月、同買収を承認した。

米連邦取引委員会（ＦＴＣ）は昨年１２月に同買収が競争を阻害するとして差し止めを求めて提訴しており、マイクロソフトが異議を申し立てている。