- 2023/05/24 掲載
任天堂創業家によるTOBに反対=東洋建、武沢社長は退任へ
東洋建設は24日、任天堂創業家の資産運用会社「ヤマウチ・ナンバーテン・ファミリー・オフィス(YFO)」によるTOB(株式公開買い付け)に反対する意見を取締役会で決議した。武沢恭司社長(71)が6月下旬の定時株主総会を経て退任し、後任に大林東寿専務(63)を昇格させる人事案も発表した。社長交代は約9年ぶり。
YFOは、武沢氏らに代えて独自候補9人の取締役選任を求める株主提案も行っている。東洋建設はこの提案にも反対を決議。自社人材を中心に成長を図る姿勢を明確にした。
東京都内で記者会見した武沢氏は、YFOがTOBで提案した企業価値向上策に関し「事業を達成できる実現性が非常に重要だ。そういう観点で相いれない」と強調した。
【時事通信社】 〔写真説明〕記者会見する東洋建設の武沢恭司社長(左)と大林東寿専務=24日午後、東京都千代田区
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