［２３日　ロイター］ - 中国電子商取引大手アリババ・グループ・ホールディングのクラウド部門は、新規株式公開（ＩＰＯ）に備えた事業の合理化に伴い、従業員の７％に影響する人員削減を開始した。事情に詳しい関係者が２３日、明らかにした。

アリババは今月これまでに、物流部門の菜鳥網絡（ツァイニャオ）を含む４つの事業を対象とする上場と資金調達の計画を立てた。計画の一環として、中国最大のクラウド事業を来年、上場する予定。また中国のハイテク部門に対する２年にわたる規制当局による取り締まりを受け、今年発表した事業を６部門に分割する再編計画の一部となる。

同社クラウド部門の直近四半期の売上高は前年同期比２％減の１８６億元（２６億９０００万ドル）だった。