- 2023/05/24 掲載
米新築住宅販売、4月は4.1%増の68.3万戸 13カ月ぶり高水準
[ワシントン 23日 ロイター] - 米商務省が23日発表した4月の新築一戸建て住宅販売戸数(季節調整済み)は年率換算で前月比4.1%増の68万3000戸と、昨年3月以来13カ月ぶりの高水準となった。中古住宅の根強い在庫不足が追い風となった。
ロイターがまとめたアナリスト予想は66万5000戸だった。
3月の販売戸数は当初発表の68万3000戸から65万6000戸に下方改定された。
4月は前年同月比では11.8%増だった。
地域別の販売は中西部と南部で増加する一方、北東部と西部で減少した。
新築住宅価格の中央値は42万0800ドルで、前年同月比8.2%下落。4月の住宅販売は30万ドルから49万9000ドルの価格帯に集中した。
4月末時点の新築住宅の在庫は43万3000戸で、3月の43万2000戸から増加した。4月の販売ペースに基づく在庫の消化期間は7.6カ月。3月は7.9カ月だった。
また、全米不動産協会のデータによると、中古住宅の在庫は依然コロナ禍前の水準を44%下回っている。
ブリーン・キャピタル(ニューヨーク)のシニア経済アドバイザー、コンラッド・デクアドロス氏は「住宅市場が住宅ローン金利の上昇にほぼ適応した可能性があるという証拠が蓄積され続けているが、住宅価格の中央値の下落は、住宅建設業者が新築住宅の建設を初回購入者向けに調整しているかもしれないという仮説と一致する」と述べた。
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