- 2023/05/23 掲載
中国がGDRによる上場規則を強化、海外での調達に影響か
新規則はこうした上場について、国家機密の漏洩を禁止し、回数は頻繁過ぎることなく「妥当」な範囲にすべきだとしている。また関連するセクターで国家安全保障面の審査とデータセキュリティーの法令順守を義務付けた。
UBSの中国グローバルバンキング部門のトップ、マンディー・チュー氏は、新たな規則によって引受のコスト、作業負担、案件を受ける際の責任などが大幅に増えると指摘。「上場手続きの長期化が予想され、発行体は資本調達のためのGDR発行の選択に慎重になるだろう」と述べた。
これまでに中国企業18社がGDRの発行によってチューリヒとロンドンに上場済み。そのほとんどは過去1年以内の上場だが、これは米中関係が緊迫し、企業の間で新たな調達先を模索する動きが広がったため。
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