- 2023/05/23 掲載
物価の基調指標、4月も伸び拡大 下落品目比率が初の10%割れ=日銀
ウエートを加味した品目ごとの上昇率分布で上下10%を機械的に除いた「刈込平均値」はプラス3.0%と、前月のプラス2.9%を上回った。品目ごとの上昇率分布の真ん中に当たる「加重中央値」はプラス1.2%となり、こちらも前月のプラス1.0%を上回った。最頻値、刈込平均値、加重中央値は3月も前月を上回る伸び率となっていた。
上昇品目の比率は84.3%と、前月の82.6%を上回った。
一連の指標は日銀が総務省発表の消費者物価指数をもとに算出し、毎月発表している。日銀は物価の基調を正確に把握するため、生鮮食品を除く消費者物価指数(コアCPI)だけでなくさまざまなコア指標を総合的にみている。4月のコアCPIは前年同月比プラス3.4%で、3月から伸び率が拡大した。
(和田崇彦)
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