• 2014/09/29 掲載

一橋大ら、SRI一橋大学消費者購買指数を無償公開 週次で4000店舗のPOSデータ

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インテージと一橋大学経済研究所、一般社団法人新日本スーパーマーケット協会は29日、共同プロジェクトを組み開発した「SRI一橋大学消費者購買指数」の公表を開始すると発表した。
 「SRI一橋大学消費者購買指数」は、1)スーパーマーケットやコンビニエンスストア、ドラッグストアなどの全国約4000店舗の数百万種類の商品取引データ(POSデータ)に基づいた地域代表制を確保した統計データで、2)毎週月曜日に前々週分の指数が発表される迅速な統計であること、3)個別商品のPOSデータを利用しているため、売上だけでなく販売価格および数量の変動、新旧商品の入れ替えの影響も含まれることの3つが主な特徴となる。

 SRI一橋大学消費者購買指数では、日本全体の消費者の支出変動(売り上げの変化)とその要因を、購買価格指数(商品の価格の変化)、購買数量指数(購買数量の変化)、商品入替効果指数の3つから明らかにしている。

消費者購買支出指数≒価格変化寄与+数量変化寄与+商品入替効果寄与

 下図では、購買支出(sales)の変化を、黄色折れ線部分で示している。

photo
消費者購買支出指数の推移

 今回、公式版で発表される最新データは9月15日~9月21日までの週次データで、総合指数のほかに、地域別、業種別の指標を発表する。特に、地域の需要の代表性を確保するようにサンプリングされた全国約4000店舗のPOSデータにより、全国を10ブロックに分けた地域別の総合指数をみることができるようになったという。

 今後、SRI一橋大学消費者購買指数は、毎週指数を作成し、毎週月曜日に一橋大学経済研究所経済社会リスク研究機構のホームページで無償で公表する。

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