• 2012/12/21 掲載

日立製作所、欧州鉄道事業を強化 英The Rail Engineeringを買収

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日立製作所は21日、日立の欧州現地法人である日立ヨーロッパを通じ、英国の列車運行管理用シミュレーターや自動進路制御システム、鉄道関連制御システムの開発・販売会社であるThe Railway Engineering Company Limited(以下、TRE社)を買収すると発表した。日立は、英国および欧州における鉄道を含む社会インフラシステム事業の拡大を目指す。
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The Rail Engineeringのページ
 現在の株主であるStrainstall Groupおよび同社の親会社であるJames Fisher and Sons plcと、TRE社の発行済み全株式に対する売買契約を締結した。今後、本契約に基づき、12月中の買収完了に向けた手続きを進める。

 欧州は広範な鉄道システム市場が存在し、さらに鉄道システムの高度化に向けた投資も幅広く行われている。日立は、2009年に営業開始した高速鉄道「クラス395」や、2012年7月に契約を締結した都市間高速鉄道計画(IEP:Intercity Express Programme)を受注。

 また、2012年8月には、英国全土の駅・線路等の鉄道インフラを保有・管理する英国ネットワーク・レール社(Network Rail Infrastructure Limited)より、列車運行管理システムのプロトタイプを受注し、今回買収するTRE社は、日立と協力してこのプロジェクトを進めているという。

 TRE社は2000年設立で、従業員数は約50名と小規模。しかし、英国の列車運行管理用シミュレーターの開発に携わっており、英国の線路や信号装置、転てつ器などの現場設備および英国における列車運行規則についての知見を持つ。

 一方、日立は、情報制御技術を用いた列車運行管理システムを手がけ、旅客需要に応じたフレキシブルな運行計画を作成し、運行計画に基づいた運行の管理・制御を行うとともに、遅延や運行障害発生時における迅速な運転回復を支援する。

 日立は、英国鉄道に関する豊富な知識と技術力を持つTRE社の知見と日立の高度な情報制御技術を組み合わせ、欧州市場での鉄道インフラ事業を強化するという。

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