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- 2012/05/18 掲載
【LIXIL、東海漬物 事例】2社の成功事例で学ぶ、企業データ活用術
増え続けるデータをどうするか?
紙ベースの情報は管理が煩雑で、検索性能も低い
LIXIL(リクシル)は、年商1兆2,150億円、従業員2万3,377名という業界最大手の建材・住宅設備機器メーカーである。2011年4月に、トステム、INAX、新日軽、サンウェーブ、東洋エクステリアの5社が合併して新たにLIXILとして発足したが、現在それぞれの製品は合併前の企業ブランドとして継続した形で市場へ展開している。LIXIL内部には、解析による技術革新を目的とする「IBA」(Innovation By Analysis)と呼ばれる推進室があり、ここで社内の依頼に基づいて各種の分析評価を実施している。たとえば、環境、化学、熱、物性、微生物、結晶構造、微細分析、表面解析といった分析や基礎研究などを推進することで、同社製品の品質向上に大きな役割を果しているのだ。
しかし同推進室は、従来までこれら業務の受付から、分析結果の報告、案件の書類保管まで、すべての作業を紙ベースで行っていた。分析処理の件数は年間で約2,800件にも上っていたが、紙ベースのアナログ情報のままでは管理も非常に煩雑になり、手間が掛かるという大きな悩みがあった。また分析依頼には、類似したものも多く含まれていた。そのような情報を紙ベースで探すことになると、書庫にこもってバインダーをめくりながらいちいち調べていくしか手段がない。
そこで同社は業務のIT化を推進することで、この問題を一気に解決しようとしたという。その具体的な手法について、同社 IBA 推進室 室長 井須紀文氏、および加藤和信氏に話を伺った。
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