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キヤノンマーケティングジャパン(以下、キヤノン MJ)は17日、クラウド上で管理されている文書をiPadで閲覧、追記、印刷できるアプリケーションソフト「Smart Browse Print」を3月上旬に発売すると発表した。
「Smart Browse Print」は、キヤノンのクラウド型文書管理サービス「C-Cabinet/HOME」で管理されている文書を、iPadを使用して閲覧、追記、保存、印刷することができる製品。
フルスクリーンやサムネイルで文書を表示したり、手書きで文字を入力したり、文章を付箋として貼り付けることができる。ファイルへの追記は、リリース当初はPDFファイルのみに対応し、今後マイクロソフトのOffice製品へも対応していくという。
同製品の開発にあたって、キヤノンMJでは数十社の顧客を訪問し、要望を集約。そのうち、約半分が電子マニュアル用途に対するニーズで、残りはプレゼンテーション用途のニーズとペーパーレス会議用途のニーズが残りを二分したという。
また調査の結果、新たに搭載された機能が2つあった。1つは、iPadのカメラで撮影した写真をPDFファイルに貼り付ける機能。この機能により、現場で撮影した写真がすぐに共有され、電子マニュアルの迅速な改訂に役立つという。
もう1つが印刷の機能。ペーパーレス化を進めても、紙への印刷のニーズは根強く、さらにコンシューマ向けのインクジェットプリンタへの印刷のニーズもあったという。そこで、同社ではOpenInに対応。キヤノンの複合機のほか、同規格に対応した製品であればWi-Fiアクセスポイント経由で印刷することが可能になっている。
価格は月額3,000円(5台使用分、iPadの利用台数単位の課金)から。利用数が増えると高い割引率が適用される。そのほか、初期費用1万5,000円と、別途クラウドのファイルサービスであるC-CabinetまたはHOMEのライセンス利用契約が必要となる。
キヤノンMJでは、年間1000契約を目指すという。
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