双日システムズは、クラウドコンピューティングを活用した、地震などの災害・障害時におけるデータおよびシステムのバックアップ・復旧を行うディザスタリカバリサービス「nDRクラウドサービス」を11月21日より開始する。また、同サービスを実現するツールとしてノベルのディザスタリカバリツール「PlateSpin Protect（プレートスピン・プロテクト）」を採用する。

　「nDRクラウドサービス」は、システムを丸ごと遠隔地のクラウド基盤にレプリケーション（コピー）するサービス。1日1回の同期を行うため、災害時には利用者のサーバの設置場所に関わらず、アクセス先を変更することで、数時間程度の素早い復旧が可能になるという。また、クラウド基盤の活用によって月額使用料10万円（利用期間1年以上）、初期費用35万円、ブート料は1システム（OS）当たり1万5,000円/回となっており、製造業・流通業を中心とした中小企業も販売対象とされている。

　「PlateSpin Protect」の機能を活かし、サーバの設置場所や使用しているソフトウエアに依存することなくシステムを丸ごとバックアップできることが特徴で、サーバを自社に設置している場合、またはデータセンターを利用している場合のどちらでも利用可能だ。