- 2011/10/28 掲載
ライオンがフィリピン市場へ参入、現地メーカーと合弁会社設立
同社は、1950年代より海外での事業を開始し、現在アジアの8つの国と地域(タイ、韓国、シンガポール、中国、香港、台湾、マレーシア、インドネシア)でオーラルケア、洗濯用洗剤分野を中心とした事業を展開している。同社では、2012年10月30日に創業120周年を迎えるにあたり、2012年からの2020年に向けての新経営ビジョン「Vision2020」およびビジョン実現に向けた中期経営計画「V-1計画」を策定。このなかでも「海外事業の量的成長」を重要な戦略として位置づけており、アジアでの事業拡大を図っていく方針だ。
こうしたなか、新たな事業展開候補地として、(1)出生率がアジアの中でも高く(2.4%)、30歳以下の人口が6割であること、(2)GDP成長率7.6%と高い経済成長性を持っていることなどから、フィリピン市場への参入を模索してきたという。今回、現地における洗剤・界面活性剤の製造販売ノウハウおよび小売業に対する幅広い流通網を持つピアレス社をパートナーとして、合弁会社を設立し、同国の市場への参入に至った。
会社名
PEERLESS LION CORPORATION(和文名 ピアレスライオン株式会社)
所在地
本社:マカティ市(マニラ首都圏)
工場:ラグナ州(マニラ中心部から南東30km)
代表者名
Simeon C.Tiu
事業分野
歯磨、歯刷子、シャンプー等
資本金
6億ペソ(10.6億円*)
出資比率
ライオン株式会社51.0%、ピアレス社49.0%
設立日
2012年2月(予定)
営業開始日
2012年7月1日(予定)
* 1ペソ=1.77円にて換算
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