DNPとオラクルが協業、プロモーションの業務プロセスを改善するサービスを開始

　大日本印刷（以下、DNP）と日本オラクルは、企業のプロモーション活動における業務プロセスの改善を支援するサービス提供で連携した。この取り組みの一環として、DNPは日本オラクルの業務プロセス管理（BPM）製品を組み合わせた「DNPプロモーションBPM」を10月3日に提供開始する。

　同サービスは、プロモーションに必要な各種業務に対して、オラクルのBPM製品を用いて最も効率的なワークフローを設計し、それによる改善効果を試算する「プロモーションBPMアセスメントサービス」と、設計したワークフローを円滑に遂行する「プロモーションWorkPlace」を構築するサービスで構成されている。

　これにより、すべてのプロモーション業務がシステム上で可視化されるため、属人的な要素を排除し、業務プロセスの標準化を実現すると共に、承認や校正の依頼など業務ステップごとに各担当者が行っている連絡業務をシステム上で自動化できる。またプロモーションWorkPlaceに表示されるTo-Doをクリックするだけで、業務に使用する多様なシステムに自動的にログインできるため、個別のシステムを立ち上げる必要がなく、業務の自動化を実現。プロモーションWorkPlaceを起点とした全業務をモニタリングして、次回への改善点を反映したPDCAサイクルを実行する仕組みを構築するという。


　価格は「プロモーションBPMアセスメントサービス」が100万円から、「プロモーションWorkPlace構築サービス」は2,000万円からとなる。DNPは同サービスにより、2012年度までに5億円の売上を目指すとしている。