キヤノンと富士通がクラウドビジネスで協業、共同企画・開発も視野に

　キヤノンと富士通は、オフィス向けクラウドビジネスにおいて協業することを発表した。

　キヤノンでは、同社のオフィスドキュメント処理関連技術、キヤノンITソリューションズをはじめとしたグループ内のインターネットサービス関連技術などを活用したオフィス向けクラウドサービスを展開していく方針。このクラウド型ドキュメントサービスをグローバルに展開するにあたり、クラウド基盤「FGCP/S5」を全世界で提供している富士通と協業することで合意した。これにより、キヤノンは自社のクラウドサービス基盤「Canon Business Imaging Online」の品質と堅牢性を確保するとともに、クラウド型ドキュメントサービスのグローバルでの展開を実現する。

　また、富士通は自社のクラウドサービスと、ドキュメント関連技術に強みを持つキヤノンのクラウド型ドキュメントサービスを連携させて販売する。まずは、キヤノンが日本では8月下旬、北米では年内から提供する「Canon Business Imaging Online 帳票・印刷サービス」を、富士通グループが日本市場および北米市場で順次販売していく。今後、両社はクラウドサービス連携商材を共同で企画・開発し、全世界に展開していくことも検討している。