「スマートデバイス端末認証サービス」は、KCCSが従来PC向けに提供してきた統合認証ソリューション「NET BUREAU」で培ったノウハウをもとに、サイバートラストの「サイバートラスト デバイスID」と連携し、許可された端末のみを社内に接続するリモートアクセス環境を提供するというもの。

　具体的には、スマートフォン端末などの端末識別情報（IMEI）をもとに、システム管理者が許可した端末だけに、コピー不可の状態でデバイス証明書を登録。それをもとに端末の識別を行う。なお、その際の証明書はWi-Fiなどの無線通信で配布できる。

　VPNアクセス時は、端末に登録されたデバイス証明書とVPNゲートウェイにインストールされたサーバ証明書の相互チェック、およびID/パスワードによるユーザー認証を組み合わせた二要素認証を行うことも可能。


　本サービスは、KCCSの統合認証ソリューション「NET BUREAU」のオプションサービスとして提供される。サービス開始時点ではiPhone/iPad（iOS 3.0以上）からCisco社製VPNゲートウェイへのアクセス環境のみに対応するが、順次Android端末や他VPNゲートウェイ機器へと拡張する予定。

　価格は別途問い合わせ。KCCSでは、「NET BUREAU」を含め、年間3億円の販売を見込む。